スマトラ ブルー トバ

インドネシアのスマトラ島は、世界中のコーヒー好きの人々から長い間愛されてきた生産地です。美しく神秘的な風景を持つスマトラ島は、その他のどの生産地とも異なる素晴らしい味わいのコーヒーを生産し続けています。その中でも、トバ湖周辺は特に高く評価されているコーヒー生産地のひとつとして知られています。
トバ湖はおよそ74,000年前の大規模な火山噴火により生まれた世界最大のカルデラ湖で、その周囲にはコーヒー栽培にとても適した環境や生態系が形作られています。スマトラ島のコーヒーはスパイシーで重厚感のあるハーバルな味わいが特徴です。このコーヒーはそれに加え、ほどよく明るい酸味をもち合わせることで私たちにさらなる感動を与え、スマトラ島という生産地の魅力をより深いものにしてくれます。

スマトラ島はインドネシアの島々のひとつである緑豊かな火山島です。スマトラ島でコーヒー栽培を担っているのは主に個人で栽培に取り組む小規模生産者たちです。その農園の規模は小さく、裏庭で他の作物と一緒に数本のコーヒーの木を育てている、といった例も珍しくはありません。
スマトラ島北部のトバ湖は世界最大のカルデラ湖としても知られています。トバ湖が生まれるきっかけとなったおよそ74,000年前の大噴火は、地質学の分野においても世界最大級の火山活動であったと言われています。
このコーヒーは、トバ湖の南西岸に広がるフンムバン ハスンドゥタン県の高原にある町、ドロク サングルの500軒に満たない数の小規模生産者たちによって栽培されました。その独特でエキゾチックな味わいは、まるでトバ湖の果てしなく続くような青い湖面と湖畔に広がる素晴らしい風景のように私たちに深い感激を与えます。
私たちスターバックスは2016年にトバ湖の近くの町、ベラスタギにファーマー サポート センター(FSC)を開設しました。そこでは、コーヒー栽培の技術向上と責任ある持続可能な栽培方法に向けてこの地域全体を支援しています。また、近年は特に若い世代がコーヒー栽培を続けるための取り組みを積極的に行っています。

このカードのデザインは、スマトラ島の青々としたトバ湖、火山、湖畔を包む豊かな緑など、鮮やかな熱帯の風景から着想を得ています。どこまでも奥行きを感じさせるような青い色調がトバ湖の風景がもつ幻想的な雰囲気を伝え、ところどころに生き生きとしたピーチオレンジの色合いがあしらわれアクセントを与えています。