コスタリカ コーペビクトリア エッセンシア デ ムヘール

この素晴らしい風味をもったコーヒーは、コスタリカのポアス火山の山麓に広がる肥沃な土壌の上で、コーペビクトリア（ビクトリア生産者協同組合）に所属する101人の女性生産者のグループ、エッセンシア デ ムヘールのメンバーによって栽培されました。エッセンシア デ ムヘールという名前は「女性たちの心」という意味を持っています。
エッセンシア デ ムヘールの女性たちが育てたコーヒーの一粒一粒は、女性たちの品質へのこだわりと、歴史的に男性が中心的な役割を担ってきたコーヒー産業における女性たちの地位向上に向けた努力と進歩の結晶です。

エッセンシア デ ムヘールは、コスタリカでは数少ない女性だけのコーヒー生産者グループのひとつで、コーヒー業界における女性生産者の地位を向上させ、彼女たちのコーヒーを広く世の中に届けることを目的に2020年に設立されました。グループに参加する女性たちはコーヒーの品質と収穫量を高めるための施設や知識を共有しています。これは、彼女たちが経済的に自立し、その家族のより良い暮らしを実現するのにも役立ちます。このほかにも、エッセンシア デ ムヘールは自分たちの収入の一部を経済的に困窮している女性たちや女性特有の病気と闘う人々を支援する組織へ寄付をするといった活動も行っています。

彼女たちがコーヒーを栽培するポアス火山の山麓はその気候と肥沃な土壌から、高品質なコーヒーの栽培に非常に適した環境です。その近くにはスターバックスの自社農園であるハシエンダ アルサシア農園があり、気候変動やコーヒーの木の病気といったコーヒー栽培の課題を理解し、支援する方法を探るためのグローバル研究施設として活動を行っています。

エッセンシア デ ムヘールの女性たちが栽培するコーヒーの品種のひとつに、サルチモール種があります。この品種は気候変動やさび病に強いという特徴をもっていますが、彼女たちが栽培している苗はハシエンダ アルサシア農園に併設されたコスタリカ ファーマー サポート センターから無償で提供されています。スターバックスでは世界各地のコーヒー生産地にファーマー サポート センターを設立し、それぞれの地域に合わせてコーヒーの品質と生産の持続可能性を向上させるための生産者たちへの支援や課題解決に向けた取り組みを行っています。

このカードのデザインには明るいカッパーの輪郭で女性のコーヒー生産者が描かれ、コーヒー産業における女性たちの明るい未来を表現しています。そして背景にはその未来を祝福するような色鮮やかなコーヒーの葉とバナナの葉が、いきいきと重なるように描かれています。