サンドライド コロンビア ラス マルガリータス パカマラ バライエタル

エレラ家は100年近くにわたってコロンビアのカウカ地方でコーヒー栽培に取り組んできました。一家の経営するラス マルガリータス農園は希少で多様な品種のコーヒーを私たちに届けてくれています。
農園では、エレラ家の3代目の世代であるコーヒーの専門家たちが、最高の味わいを追求するために常にコーヒーの新しい加工法の実用化に取り組んでいます。このパカマラ種のコーヒーは10年以上前に植えられ、十分に成長した木から収穫されました。パカマラ種はフルーティーで豊かな味わいで人気がある品種ですが、流通する量も限られ、希少なコーヒーとしても知られています。このコーヒーはチェリーが最も熟したタイミングで丁寧に手摘みし、管理された温度で発酵させた後、太陽の下で乾燥することで仕上げられました。乾燥式のパカマラ種のコーヒーというだけでとても希少なコーヒーと言えますが、栽培や加工の手順のひとつひとつを緻密で細やかに根気よく行うことで、その味わいはさらに素晴らしいものになっています。

コロンビアはコーヒー栽培にとって理想的な微気候をもった地域が数多くあり、コーヒーの生産量が世界でもトップ5に入るコーヒー生産国のひとつです。ラス マルガリータス農園を経営するエレラ家は長年にわたって一家に受け継がれてきた、細心の注意を払ったコーヒー栽培の技術を使用しています。また、ラス マルガリータス農園は、この地域のコーヒー生産者が新しい品種や加工法を検討する際、実際に導入する前にそれらを評価できる研究施設としても地域に貢献しています。
今回お届けするこのコーヒーの収穫には、しっかりと熟したコーヒーチェリーを厳重に手摘みする必要がありました。コーヒーチェリーは、温度管理された容器で36時間、水を加えずに発酵させました。容器は閉じられていましたが、好気性発酵を促すために密閉はされていませんでした。発酵後、コーヒーチェリーを乾燥機で48時間乾かし、その後気象条件を見ながら6〜7日間、内部の水分が十分に抜けるまで太陽の下で乾燥させました。品種と加工法だけでなく、ラス マルガリータス農園の人々の細部へのこだわりとたゆまぬ努力が、この高品質で希少なコーヒーの味わいをとても甘く複雑なものにしているのです。

このデザインは、カウカ地方の谷あいにパッチワークのように美しくコーヒー畑が連なる光景です。ステンドグラスのようなモチーフは、さまざまな微気候が組み合わさってひとつのモザイク画のような農場を作り出している様子を表現しています。標高の高い山々と日の出は、このコーヒーを生み出した環境や人々に対して感じる畏敬の念、美しさ、希望を表し、新しいコーヒーの加工法への挑戦を称えています。全体の色彩はコロンビアの伝統的な織物「モラ」からインスピレーションを得ています。