甘く濃厚なジャスミンの香りが緑茶のもつコクと一体となって広がり、長くエレガントな余韻が続きます
広西チワン族自治区で春に収穫された一針二葉の茶葉は、緑茶へと加工された後に手作業で一粒ずつ丁寧に「パール」のように小さく丸められ、大切に保管されます。
ジャスミンの花が収穫される夏になると、このパール状の茶葉とジャスミンの花は層を作るように高さ25㎝ほどに重ねられ、花の香りの成分が茶葉へ移されます。そして茶葉と花は混ぜ合わされ、香りが均等に整えられます。一度香りを移し終えた花は残らず丁寧にふるい分けられ、茶葉は再び新しい花と重ねられ、混ぜ合わされます。この作業が何度も繰り返され、茶葉はより豊かな香りをたくわえていくのです。
ポットの中で茶葉が「パール」の形から徐々に開きジャスミンの甘美な香りを放ち始める様子は、まるで龍の手に握られた宝珠が輝く瞬間のようです。手間暇を惜しまない努力と、季節の恵みが生み出す豊かな香りと味わいをお楽しみください。
ティーポットに茶葉5gを入れ、80℃のお湯(ホットティーの場合240ml、アイスティーの場合160ml)で4分間抽出します。
アイスティーの場合は180gの氷を入れた耐熱グラスに注いで急冷します。
2煎目までお楽しみいただけます。
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